-Egypt- エジプト Bahariya Oasis
この一枚の景色を見たときにいつか実際に訪れたい場所の一つになった。
砂漠の中にポツンと不可解な白い岩がある。なんとも奇妙な風景に心ひかれた。
バハレイヤ・オアシスまではカイロからツアーで参加するか、
または現地まで行きツアーに参加するかで行ける。
今回はカイロから出発になっている1泊2日のデザートキャンプに申し込んだ。
乗合タクシーにぎゅうぎゅうに乗せられてカイロから片道5時間。
車はEveryのような軽ワゴンに座席が3列。スペースを無駄なく使う改装に驚いた。
ツアーのベースに到着すると、まずランチが準備されて
今回のツアーに参加する人達とあらためて顔を合わせる。
ここで、また驚いたのが、5人全員日本人だった。
居心地の良いツアーになりそうだと感じた。
昼食後にドライバー兼ガイドさんも紹介されていよいよ出発。
私たちは師匠と呼んでいたこの方、日本人の扱いもなれているしポイント、ポイントをしっかりおさえてくれて
淡々と仕事をしっかりとこなす職人さんのような人だった。たまに放たれるギャグが難問だったが。
まずは黒砂漠へとむかう。
名前の通り黒い岩山や黒い石が砂漠にある。
てっぺん目指したかったが足場が砂でとても悪く断念。
その次は、Hot Springに。
水着持ってくればよかったと後悔したが。到着すると、
小さいため池のような見た目で、かなり温度が熱い。
足を入れてみたが熱湯風呂チャレンジのようだった。
そしてクリスタルマウンテン。
なまえのとおり、砂漠の中にクリスタルの小山がある。
順番はクリスタルがもともとあって砂漠化したのかもしれないが。
記念に持ち帰る人が多いらしく、近年では規模が縮小しているらしい。
そんなことを話していたガイドの師匠から一個くらいならお持ち帰りオッケーと許可がおりた。
お気に入りを一つ持ち帰ったが、旅からもどるとどこを探しても見当たらず、
いまだに行方不明になっている不思議な石だった。
途中、宇宙にいるような場所に立ち寄り、
夕陽の時間で立ち止まり、
マジックアワーを迎える中本日のキャンプ地に到着。
キャンプベースの準備をし、ちゃくちゃくと師匠が夕食の準備をする。
とても豪華でおいしかった。かなりの量を準備していたので、残飯がでてしまった。
持ち帰るのかとおもいきや、砂漠に穴を掘って埋めていた。
師匠曰くデザートフォックスがたべるからノープロブレムとのこと。
食後は火を囲みお茶を飲みながらひと時を過ごす。
そして夜はシュラフのみで砂漠の上に寝転ぶ。
空を見上げれば、星空が広がっており、なんて贅沢な寝床だろう。
翌朝は朝日を浴びるために岩の上にスタンバイ。
夜はフリースを着込むくらい寒かったけど、日がでると気持ち的にほっこりする。
朝日を見ている間に師匠が朝食の準備を整えてくれていた。
タイムスケジュールがしっかりしている。
朝食を食べ、帰路へ。
白砂漠と呼ばれる地帯。本当に真っ白。石灰かな。
ここにチキンときのこのオブジェ岩があり念願に景色に出会えた。
そして行きとは、別のHOT Springにもたちよってくれるとのこと。
また激熱のお湯だけど、緑が映える良いロケーションだった。
タオルを濡らして足と顔だけふくことにした。
師匠と、参加メンバーと、この車には今回とても楽しませていただいた。